boogyman's memo

アニメーションと余日のメモ欄

演出メモ/『天華百剣 〜めいじ館へようこそ!〜』8話

『天華百剣 〜めいじ館へようこそ!〜』はショートアニメの特性を生かし、一風変わった趣向で攻めてくる作品だ。

演出的にメモしておきたいのは第8話(絵コンテ/藤田健太郎、演出/球野たかひろ)。この回は本編がほぼ4つのポジション(4アングル)だけで構成された、いわゆる同ポ繰り返しを突き詰めた実験作。

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基本は位置関係を伝える俯瞰のマスターショットとテーブル飾りのポインセチアナメの3ショット。ひとつ空いた席をカメラ席にして3人の日常風景、ひとときのティータイムをそのまま切り取るという意図なのだと思うが、同ポ繰り返し+FIXというスタイルだからなのか、(狙ってやっているかはさておき)有名な演出のパロディに思えてくる。要するに細田守*1な遊び心だ。

ちなみに第9話は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を豪快にパロディ。これも一見の価値あり。

 

*1:同ポ繰り返しの意図はリズムが付くことやおかしな感覚、間を作れることが主な理由らしい。